頭皮の状態

髪の毛の構造について

私達の頭部にある髪の毛は、生まれてから死ぬまで長く付き合っていく大切な存在です。
出来るだけ長く生やし続けるためにも、まずは髪の仕組みやサイクルを理解することが大切です。
髪の毛は大きく分けて3つの部分から構成されています。

表面と、水分が含まれた部分、さらにその奥に芯となる部分が存在しています。
人間の頭髪は全部で10万本あるといわれていますが、1本1本が成長期・退行期・休止期の3サイクルを延々と繰り返す発毛サイクルを持っており、全ての毛髪は3つのうちのいずれかの状態にあります。
髪が生えている状態は成長期から退行期の最中で、床に自然と落ちている毛は退行期を経て休止期に入った毛になります。

髪の根元には毛包と呼ばれる部分があり、この毛包のさらに奥深い場所に毛球、毛球を分解すると毛母細胞と毛乳頭の二つから構成されています。
毛母細胞は毛細血管の中に通る血液が運んだ栄養素や酸素などを使い、細胞を分裂させて髪の毛を形作っています。
その一方で、毛乳頭は毛母細胞の増殖をコントロールする物質を分泌しています。

毛母細胞と毛乳頭は持ちつ持たれつの関係で、どちらも髪を育てるために非常に重要なシステムです。
私達の髪の毛は1日に50本程度抜け落ちており、多い人では100本もの量が抜けています。
一つ一つを数えることはできませんが、部屋の床や枕を見れば想像以上に髪が抜けていることに気が付くことでしょう。

抜け毛が50本~100本程度であれば問題はありませんが、それ以上の量となると発毛サイクルに狂いが生じている可能性があります。
ブラシをかけた時、あまりにもごっそり毛が抜けた場合は皮膚科やAGA専門外来などを受診する必要があります。
抜け毛が増える原因にはさまざまな要因がありますが、男性か女性かによっても原因は変わります。
男性であればAGA(男性型脱毛症)である可能性がありますし、女性の場合はホルモンバランスの乱れやホルモン系の疾患、またはカラーリングやパーマのかけすぎなどが考えられます。

Copyright(C) 2013 頭皮に優しいシャンプーとは All Rights Reserved.