近年、男性に限らず女性のあいだでも脱毛のトラブルが深刻化しています。
脱毛や薄毛の原因にはさまざまなものがありますが、特に問題となっている原因について考えてみたいと思います。

・間違ったシャンプー方法
市販のシャンプーを使って毎日洗髪している方は、がしがしと強く洗い過ぎることを止めて優しくマッサージするように頭皮を洗浄しましょう。
頭皮はとにかく綺麗に洗わなければいけない！と思っている方も少なくありませんが、実際はその逆で出来るだけ優しく洗い流さなければなりません。
擦り過ぎたり、頭皮に爪を立てるのもNGです。
また、石油系、石鹸系のシャンプーは洗浄力が強いため、そうしたシャンプーを使って綺麗に洗浄すると新しい毛髪が生えにくくなる原因になります。
シャンプーを育毛用に替えたり、天然成分を含んだものに替えるなどして頭皮にやさしい製品を使うのもおすすめです。

・ストレスの影響
ストレスは大きく分けて物理的なものと内面的なものの二種類に分けることができます。
物理的なストレスとしては服用している薬の影響やパーマ、髪染め用の液体が頭皮にかかることによって刺激となる場合が圧倒的に多く、また直射日光の浴び過ぎや強い放射線に晒されている場合も頭皮への物理的ストレスとなり、脱毛しやすくなります。
内面的なストレスは男女、年齢に関係なく誰もが感じるもので、生活環境の変化や職場・家庭でのコミュニケーションの中で受けるストレスなどが多いようです。

・ホルモンの変化による影響
妊娠中、出産後、授乳中あるいは月経前後の女性に多くみられます。
ホルモンバランスが急激に変化することによって脱毛の量が増えることがあります。
これらはあくまで一時的なホルモンバランスの変化によるものなので、妊娠や月経が終了すればホルモンも安定して元通りになり、発毛も再開します。
それでも脱毛が止まらない場合は何らかの体調の変化があるものと考え、一度医療機関を受診されることをおすすめします。